かなり楽しく歌います

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"ケニーなんとか"シリーズ(ついに シリーズ化!?)第三弾として、大変 不幸にも、
「ケニーなんとかギターの人」と 間違われることが多い ジャズ ピアニストのご紹介を。

Kenny Barron(ケニー・バロン) 1943年 ペンシルベニア州 フィラデルフィア生まれ

時に情熱的で 力強く、時に叙情的で ロマンティックな 彼のピアノスタイルは、
多くの人を魅了し、現在も アメリカ国内だけでなく、国際的な活躍をなさっています。
音数は 決して多い方ではないのですが、的確で、滑らない ピアノです。

その活躍は、グラミー賞 ジャズ部門にも 度々 ノミネートされている程、
素晴らしいものであるのにかかわらず、いまひとつ 印象に残らないのは、
代表作(ババーン!)とえる作品が 未だに ないところにあるのかもしれません。
ですが、実力派の 大変 素晴らしい ミュージシャンですので、
今回の特集で 是非 その名前を 覚えていただければと 思います。


彼の ジャズ ピアニスト としてのキャリアは、1960年代に
ディジー・ガレスピーのカルテットに 参加するところから 始まっています。

今回は、その ガレスピー クインテットの 爆笑ライブ映像から ご覧いただきましょう。

Dizzy Gillespie Quintet / Mmm Hmm (1965)】

Dizzy Gillespie(tp) James Moody(fl)
Kenny Barron(pf) Christopher White(b) Rudy Collins(ds)



「メンバー紹介をします。」って そっちかよwwww


そして、1973年に 初のリーダーアルバム 'Sunset To Dawn' リリースしました。
しかし、このアルバムは ハービー・ハンコックの影響を受けたのか、
また 時代の流れに 従ったのか、新しい事をしようと 模索した結果なのか、
ジャズアルバム というより エレキと パーカッションを 駆使した フュージョンアルバム で、
Kenny Barron 若さゆえの迷走 といった感が 拭えません。

まぁ、それはそれで とても 格好良いところも あるんですけれど、
私には ちょっと、難解過ぎるなぁ~ という印象です。

その初のリーダーアルバム 'Sunset To Dawn' より "Swamp Demon" を どうぞー。

Kenny Barron / Swamp Demon (1973)】

Bob Cranshaw、Freddie Waits、Richard Landrum、Warren Smith



ゴン太君、大活躍!


その一年後のリーダーアルバム 'Peruvian Blue' では、ギターに Ted Dunbar、
ベースに David Williams、ドラムに Albert "Tootie" Heath を迎え、
"Blue Monk" や "Here's That Rainy Day" などを録音し、
正統派のジャズアルバムに 仕上がっています。

更に翌年の 1975年のアルバム 'Lucifer' では、兄である テナーサックス奏者の
Bill Barron と共演するなど、リーダーとしても サイドマンとしても、
確実に ジャズ ピアノ の キャリアを重ねていきます。

同時に Empire State College に入学し、1978年に 学位を修得。

1980年代には、Tony williams 率いる The Superstar Quintet に参加し、
ジャズフェスティバルを中心に 全国を ツアーしています。
その中から "You Don't Know What Love Is?" のライブ映像をどうぞー。

(単に フレディーが 聴きたいだけちゃうんかいと・・・)

The Superstar Quintet / You Don't Know What Love Is? (1982)】

Tony Williams(ds) Freddie Hubbard(tp) Joe Henderson(ts)
Kenny Barron(pf) Ron Carter(b)



この "You Don't Know What Love Is?" は、Freddie Hubbard のリーダーアルバム
'Outpost' (1981)に 収録されており、ケニー・バロンも 参加しています。


ここで、少し 気分を換え、1991年のアルバム 'Lemuria-Seascape' より、
軽快な ラテンナンバー "Fungii Mama" を お楽しみください。

Kenny Barron Trio / Fungii Mama (1991)】

Kenny Barron(pf) Ray Drummond(b) Ben Riley(ds)



この辺りから、ようやく Kenny Barron の アイデンティティー が固まってくるのか、
音の一つ一つが はっきりとし、どのような音作りをしたいのかという方向性が見えてきます。


1980年代後半から 1990前半にかけては、Stan Getz と組み、
アルバム 'Bossas & Ballads - The Lost Sessions'(1989)や
デンマークでのライブ録音アルバム 'People Time'(1992)を リリースし、
全国(全世界)ツアーを 行っています。

そのアルバム 'People Time' に収録されている、至高のバラード "First Song" を どうぞー。

Stan Getz & Kenny Barron / First Song (1992)】



泣いていい。泣いていいんだよぅー。


1996年には、NYのライブハウス The Iridium(イリジウム) にて
ベーシストの Charlie Haden と デュオのライブを行い、大変 高い評価を受けました。
1998年に そのライブ録音が "Night and the City" として アルバム化されました。
そのアルバムから、怒涛のバラード "Body and Soul" を どうぞー。

Charlie Haden & Kenny Barron / Body and Soul (1996)】※最後が惜しい事に・・・




バラードが 2曲続くと、流石に 重たいので、気分を変えて、
ピアノ x ピアノ のデュオを。お相手は、新進気鋭 Brad Mehldau ですわよ、奥様!
お二人の見事な絡み合いを 楽しんでいただければなー と思います。

Kenny Barron & Brad Mehldau / Billie's Bounce (1999)】




この メルドーとのセッションで刺激を受けたのでしょうか。
突如 アグレッシブなピアノになります。
2000年の渾身のアルバム 'Spirit Song' から、
力強いソロ "Passion Dance" で、本日の特集を締めたいと思います。

Kenny Barron / Passion Dance (2000)】




いよいよ円熟期となり、彼が中心となって 旧友の Jay Leonhart、Al Fosterらと
Super Trio を結成し、2004年の スタンダードの名曲ばかりを収録したアルバム
'Super Standard' では、以前のような リリカルなピアノを聴く事ができます。
また、このアルバムは、ジャズ初心者の方には お勧めです。

近年では、今や 世界のトップベーシストとなられた 北川潔さんと トリオを組み、
2枚のアルバムをリリースする他、世界各地での ジャズフェスティバル参加するなど、
現在も 大変 独創的で精力的な活動を なさっています。

締めた後で、さらに以前にもご紹介した動画ですが、やはり 格好良いので、もう一度!

Kenny Barron Trio / New York Attitude (2007)】




時に 情熱的、時に 叙情的。
聴く度に その引き出しの多さに 驚かされます。
そして、それが ケニー・バロンの魅力だと思います。

因みに ケニー・バロンは 現在 マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックで
教鞭をとられておられますので、彼に 教えを受けたい方は、留学なさってください。


はい、ここまでの復習です。

「ケニーなんとかのギターの人」→ケニー・バレル
「ケニーなんとかのピアノの人で 移住した旅三部作の人」→ケニー・ドリュー
「ケニーなんとかのギターの人と間違われるピアノの人」→ケニー・バロン

オッケーでしょうか?
では、この続きは また次回ということで。

テーマ:JAZZ - ジャンル:音楽
コメント

Kenny Barron特集ありがとうございます。
初期のころの演奏などは聞いたことがなかったので、新鮮でした。

私は彼の音色とリズムの出し方が大好きです。12歳(たしか)からピアノを始めてあの音色はすごいです。

留学すれば習えるんですねw習いたいけどもう無理かなぁ・・・

2010/04/13(火) 23:00:49 | URL | shoyu #-[ 編集 ]
Re: タイトルなし

>>shoyu様

いつも ご訪問いただき、ありがとうございます。
いえいえー、お礼を言われる程のことはありません。
私も 彼のピアノは 大好きです!

最後に ご紹介した "Passion Dance" や "New York Attitude" を聴いてから、
最初の "Swamp Demon" を 改めて 聴くと、迷走していた訳ではなく、
「あー、彼のサウンドは 一環していたんだ」と 納得することができました。
(でも やはり 電子音は 迷走だと 思いますが・・・。)

MSOMには、短期のサマーワークショップなんかも あるんじゃないでしょうかね?
多少 無理をなさっても、「習いたい!」と 思われているのであれば、
是非 挑戦なさってはいかがでしょうか。「エイヤーッ!」と 飛び込んでみれば、
案外 上手く廻ったりするものじゃないかと思います。

まぁ・・・、現実には その 踏み出すまでが 一番 大変なんですけれどね・・・。
生活や事情/都合もありますし・・・。余程の 勢いがないと、なかなか、ねぇ・・・。

コメント、ありがとうございました!
喜んでいただけて、嬉しいです。
また、遊びにきてくださいね。お待ちしております。
2010/04/13(火) 23:23:11 | URL | Miwa De Luca #-[ 編集 ]
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